このQ&Aのコーナーは、私が日常診療で患者さんからよくご質問を受ける事項を簡単にまとめたものです。あくまでも私の個人的見解に基づいた答えです。異なった意見のドクターもおみえになると思います。大事なことはしっかりと自分の症状を伝え、適切な検査のもと診断を確定させ、医師と患者さんとが相談の上、必要な治療を受けるということにほかありません。

関節リウマチに関する質問

Question

検診でリウマチ因子が陽性に出ました。私はリウマチなんでしょうか?

Answer

リウマチ因子に関してはリウマチでない人も陽性にでることはいくらでもあります。もちろん、受診していただくことは望ましく、関節のこわばり感をはじめ、関節の疼痛、腫脹などを診察させていただいた上でさらにリウマチに特異的な抗体を検査します。

Question

リウマチは治らない病気と聞きますが、私は一生薬の治療をするのですか?

Answer

今やリウマチは治せる病気です。正確に言うと治った状態を維持できる病気です。リウマチは体の免疫調節が異常を起こし引き起こされる疾患です。免疫機能を調節してあげるお薬を投与することにより治療します。関節症状や採血結果が長期にわたって良好な状態が維持できれば、休薬して経過を観察することもできます。早期に発見し、早期に効果の高いお薬を使用することが何より重要なことです。

Question

リウマチで内服するお薬は抗がん剤にも使用する薬で、副作用は心配ではありませんか?

Answer

これは非常によくある質問です。リウマチの治療薬は非常に種類がたくさんあります。しかし治療の進歩により、効果の高いお薬というのは限られてきていることがわかってきました。その中でもメソトレキセート製剤(確かに抗がん剤としても使用はされますが、投与量は抗がん剤として使用する用量と比べて極めて少量)がリウマチの内服薬の第一選択となりつつあります。リウマチの痛みを抑えるお薬はいくらでもあります。しかし関節の変形を抑制できるお薬は非常に限られています。適切な管理のもとに内服をすれば非常に安全かつ効果の高いお薬です。

Question

リウマチの新薬に興味があります。大きな病院にかからないと使用できませんか?また非常に高額と聞きますが…。

Answer

リウマチ専門医のいるクリニックであれば心配ありません。当院でも数多くの患者さんがこの生物学的製剤によって治療を行っています。確かに高額な薬剤もあります。ただし高額療養費制度により世帯所得、年齢に応じて自己負担限度額を超えた分は払い戻されます。また悪性関節リウマチ、小児関節リウマチの認定を受けている患者さん、障害者認定を受けている患者さん、生活保護を受けている患者さんに関してはさらに医療費が免除されます。一度ご相談ください。

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