岡崎にあります「はまな整形外科クリニック」より生物学的製剤の治療方法についてご案内します。

生物学的製剤とはなにか?

関節リウマチにおける腫れや痛みなどの炎症や軟骨・骨を破壊(関節破壊)に深く関与しているTNFαまたはサイトカインであるIL-6に直接働きかける薬剤です。
現在日本では4剤が発売されており、いずれも注射薬です。

  • インフリキシマブ(レミケード)
  • エタネルセプト(エンブレル)
  • アダリブマム(ヒュミラ)
  • トシリズマブ(アクテムラ)

期待される効果

  • 関節の痛みや腫れなどの症状を早期に改善します。
  • 関節破壊の進行を防止します。
  • 日常生活に支障をきたす身体機能の障害を改善します。

生物学的製剤の効果をさらに引き出すために

  • レミケードに関しては、MTXの併用が義務づけられています。
  • その他3剤に規制はありませんが、MTXと併用すると効果が増強するという報告がされています。
  • 生物学的製剤の抗体産生により効果減弱がみられる場合にタクロリムス(抗リウマチ薬)を併用することにより、効果復活が期待できます。

手順

どのような患者さんに導入するのですか?

  • 既存の抗リウマチ薬で効果が乏しい症例
    効果減弱or効果不十分
  • 発症早期で活動性が高い症例

関節リウマチの治療は抗リウマチ薬から始まり、効果を判定してから生物学的製剤を導入していくのが一般的です。未だに第一選択薬に厚生労働省の推奨薬Aでないものからスタートされる場合があります。現在日本でもMTXを第一選択薬として用いる先生方も増えてきました。さらに米国では、生物学的製剤が第一選択薬として主役になりつつあります。何年か先、日本でもそのような時代が訪れるかもしれません・・・

関節リウマチは決して怖い疾患ではありません。急速に進歩する治療に対して最新の知識と情報を学び、採血結果、患者さんの症状を十分に把握した上で治療を選択し患者さんが納得した上で治療をスタートします。どんなに小さいことでも疑問を残さず、一緒に治療していきたいと考えております。

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