心因性の疼痛
岡崎にあります「はまな整形外科クリニック」よりペインクリニックについてご案内します。
『痛み』というものは誰もが必ず一度は経験をすることです。
腰痛、頚部痛、膝の痛み、肩の痛み、頭痛など、その他、たくさんの痛みがありますが、その大半が一時的なものであり、時間の経過と共に痛みは消え去っていくことが多いと思います。
私たちは痛みがいずれ消え去ることを知っているので我慢できますし、また、早く痛みから逃れるために薬を飲んだりします。
しかし、時間が経過していくが『痛み』がなかなか消え去らないとき、人は非常に不安になります。もしかすると、『悪い病気なんじゃないか?』、『このまま、痛みはとれないのか?』、『不治の病ではないか?』など悲観することが多いのではないでしょうか?
もちろん「痛み」があるとき、その背後に重大な病気がひそんでいないか、私たちは慎重に話を聞いたり、必要な検査などをして診察を進めていきます。
「痛み」があるとそれが原因となって交感神経という自律神経を刺激します。すると、その局所の細い動脈が緊張し、収縮して血液の流れが悪くなります。そこでは局所の酸素不足と体の外に排出されねばならない代謝産物(=発痛物質)の蓄積がおこり、これがまた交感神経を刺激します。こうして「痛みの悪循環」がつくられます。痛みはだんだん範囲も広くなり、程度も強くなっていきます。
みなさんも一度はこんな経験ないでしょうか?歯の痛みを我慢していると、歯の痛みに限らず、それに付随して頭がすごく痛くなったり、肩こりが増したり、吐き気がしたり、さらには腕が重くしびれてきたり…。
このように、痛みには「悪循環」を引き起こす性格があるのです。

痛みの刺激を再三にわたって受けていると、そのことが記憶として残ります。いったん記憶の回路が形成されると、次に来た痛みの刺激を増幅して感じるようになります。この事は痛みの治療をしてゆく上では、大きな支障をきたすことになるのです。
ペインクリニックでは、『痛みの悪循環』を断ち切り、痛みの記憶回路を取り去る作業を神経ブロック療法を主体とした治療法で行います。
神経ブロックを使うと
という効果が得られます。その結果病変部位の状態が改善し、本来の痛みが軽減していきます。
痛みの信号を遮断し、血流をよくすることは慢性痛にみられる痛みの悪循環を断ち切り生体が治癒する働きを大いに助けていきます。
首のところに星型の交感神経(自律神経であり、人間が興奮した時に活発になる)の塊があります。この神経をブロックすると、リラックス効果があり顔面や上肢の血流が増加し、その部位の痛みなどを緩和できる可能性があります。
脊髄神経は周りを硬膜に覆われています。その膜の外側に薬を投与し、じわっと脊髄神経に浸透します。腰、下肢の痛みに効果があります。
痛い部位にこりなど訴える時にみられる圧痛点であり、そこに局所麻酔薬と抗炎症薬を投与し、痛みを緩和し、血流改善と筋肉の緊張を和らげ、体内に痛みを作り出す物質を洗い流します。
他に三叉神経ブロック、後頭神経ブロック、肩甲上神経ブロック、頚神経ブロック、肋間神経ブロック、腰椎傍神経ブロック、神経根ブロックなどのブロックを施行します。神経ブロック療法は、診察、画像診断の情報から痛みの原因とその部位を特定し、最適な神経ブロックを選択します。