我々のクリニックが患者さんに提供できるリハビリテーションとは?

大きく分けると次の3点であると考えます。

  • 急性期、慢性期にかかわらず、患者さんの疼痛緩和、関節機能の改善を目的としたリハビリテーション。
  • 個々の患者さんの病態、骨格を把握し問題部位を見つけ出し、それぞれにおいて適切な運動療法の指導。
  • またスポーツ障害などでは、トレーニングの問題点指摘やフォームの指導まで行う。

リハビリテーションはただ漫然と長期にわたって行っていても意味がありません。疼痛が緩和しない、関節機能が向上しない場合は、内服や注射も含めて他の治療法も並行して行います。また疼痛が緩和したら、その後は痛みを繰り返さないためにも運動指導を行い予防に努めます。最も大事なことは、リハビリは通院のみでやることとは考えないことです。人間の体は他人が行う治療だけでは治りません。もし治ったと思ってもそれは一時的なものです。晴れて通院が終了したそのあとが重要なのです。指導された運動を自宅などで積極的に継続して行いましょう。そのお手伝いは我々が全力を尽くして行います!あとはあなた次第です!

わが国でも医療費の削減が大きな問題となっており、国がリハビリテーションにかける医療費も今後どんどん削減されていくでしょう。今現在もリハビリ日数制限などの制度により長期にリハビリテーションを行えず辛い思いをしている患者さんは急増しています。
皆様も、短期集中で症状を改善させ、必要な運動を理解していただき、自己にてリハビリテーションを継続させていく努力が必要な時代です!一緒に頑張りましょう!

リハビリの方針

 患者様が訴えられる「腰が痛くて歩けない」「肩が痛くて挙がらない」などの様々な症状に対して、注射や投薬と併せてリハビリテーション(理学療法)を積極的に取り入れています。当院では、患者様の慢性的な疼痛の緩和や再発予防・スポーツ障害の再発予防・投球フォーム指導・インソール療法、様々な手術後の可動域訓練など、医師とともに理学療法士が解剖学的な評価を行い、運動療法を中心に、個々の状態に最も適した治療を行っています。
体の環境、症状の出方は個々によって全く異なります。それを単に同一プログラムでリハビリを行っても改善は極めて乏しいと言えます。よって状態をしっかり評価して個々のプログラムを組んで行うことが最も重要なことであり、解剖学的な専門知識を有している理学療法士が関わっていくことが非常に大切だと考えられます。投球障害や足部を含めた下肢のスポーツ障害においては、評価と簡単な指導のみでも、即座に結果(効果)がでることはしばしば認められます。ただ長く通院すれば治るというものではありません。適切な運動指導を受けて、毎日自宅で行うことこそが本当の意味でのリハビリと考えます。

リハビリスタッフ(※平成22年3月現在 理学療法士7名在籍)

運動療法・指導について

運動療法とは、身体機能に障害や筋力低下により日常生活に支障がある場合、これらを運動することで回復させたり、維持・予防させることです。

当院では、理学療法士が疾患だけでなく、姿勢や歩行、動作といった日常生活における問題点を抽出し、一人一人に必要な可動域訓練や筋力増強訓練、日常生活訓練を行い、トレーナーによるテーピング指導やフォームチェックも行います。患者様ご自身で行っていただくストレッチや筋力トレーニングの方法も指導させて頂くことで、症状の早期緩和と再発予防を図ります。

歩行時や運動時などの膝や足の痛みに対しては、必要に応じて普段使用されている靴にインソール(中敷き)の処方をするなど、多岐にわたるリハビリテーションを実施しています。

可動域訓練

骨折後のギプス固定や臥床、また疼痛により不動であった関節には拘縮が起こります。一度硬くなってしまった関節は放置していても改善はしません。適切な時期よりアプローチをすることで関節の動きを正常に戻します。可動域訓練は理学療法士が徒手的に動かし、拘縮の改善をはかります。また、自分でも行えるように指導します。

ストレッチ

柔軟性の低下した筋肉は整形外科的疾患を引き起こす原因となります。ストレッチについてはそれぞれ認識をもってみえる方もいますが、時には誤った考え方や方法で行ってみえる方がみえるのも事実です。当院では、理学療法士やトレーナーによるパートナーストレッチをはじめ、自宅で行えるセルフストレッチの指導を積極的に行うと同時に、ストレッチについての正しい知識や方法も併せて説明しています。

筋力トレーニング

膝や腰など、からだの一部に疾患を抱えると、今まで行えていた日常生活動作に不自由が生じてしまいます。その結果、からだを動かさない時間が多くなり、それにより筋力低下を来たし、さらに生活活動レベルが低下するという悪循環を招いてしまいます。
そこで、からだの状態にあった筋力トレーニングを行い、筋力の維持・増進を図り、症状の改善、日常生活レベルの向上を目指します。また、スポーツを行っている方に対しては、スポーツ特有の動作など、専門的なものも含め、競技に合わせたトレーニングの指導を行っています。

姿勢動作改善

骨折や捻挫などのはっきりとした原因がなく、疲労や使いすぎなどで起きる痛みに関しては、身体の一部分に負担がかかりすぎていることが原因となります。例えば、姿勢(猫背や腰を反った姿勢など)や動作(歩行、ランニングフォーム、投球フォーム)の不良が原因となっていることが多いです。当院では、筋力強化や柔軟性向上、フォームの指導によりこれらの問題となる姿勢や動作を改善し、負担のかからない身体を作っております。そうすることで、再発予防や慢性痛になることを防ぎます。

投球フォーム指導

野球においての肩、肘の痛みの原因の多くは投球フォームに問題があります。痛みに対して安静・鎮痛などの治療を行っても、投球フォームの改善を行わなければ再発を繰り返してしまいます。当院では、運動療法と並行して関節への負担が少なく効率の良い投球フォームを指導して野球肘や野球肩の治療を行っています。

例えば、投球時に肘が低い(肘下がり)状態は、肩関節の運動が制限されてしまいます。この状態でボールを投げようとすると関節に過度なストレスが生じ、投球障害の原因になります。この肘下がりが起きてしまう原因は、運動の習慣(いわゆる「くせ」)、肩甲骨や肩関節の可動域制限、姿勢や動作時の重心の位置など様々な原因が挙げられます。

また、肩や肘の障害ですが肩や肘だけではなく下半身、体幹の柔軟性、安定性も求められます。全身を評価し、問題のあるモーション、動作に分けて細かく指導します。自身で問題点を理解して、対応できるように説明しながら投球フォーム改善、リハビリテーションを行います。


図:投球フォーム指導とフォーム練習


図:肘が低い投球フォーム

テーピング

テーピングは、主にスポーツ活動において『ケガの予防』、『ケガの再発予防』の手助けをする目的で使われます。例えば、足首の捻挫をしてしまったときなどには、スポーツ復帰をするまでの期間、テーピングをして再発を防がなければいけないこともあります。当院では、リハビリテーションと併せて、補助的な役割という位置づけでテーピング指導を行っています。誤った巻き方をしてスポーツを行うと、逆にケガをしやすくなってしまうこともある為、正しく効果のあるテーピングを患者様自身に覚えていただいています。ケガをすれば、なんでもかんでもテーピングといった観念をもってみえ、受傷直後でもテーピングを行えば、即復帰させるという指導者もいるくらいです。テーピングは保護してくれているという精神的安堵感は大きいですが、長時間適切な固定を得られる固定方法ではありません。テーピングに対する正しい認識を!

インソール

当院ではそれぞれの患者様の症状・疾患に合わせてインソール(靴の中敷)を作製しています。疼痛改善のみならず、それにともなうパフォーマンスの改善(歩行速度、歩行時の動揺、走行速度、姿勢、バランスetc)が感じられると思います。
当院ではインソール作製と同時に歩行指導も行っています。何よりも当院のインソール作製のメリットは「その場で患者様の動作を診て、その場でインソールを作製し、その日にお渡しできる」ということだと思います。来院時はよく履く靴をお持ちください。

靴指導

人間は二足歩行を特徴としており、移動手段としていています。外を歩行するとき、それを行っているのは靴であり、それを介して両足が歩行をしています。つまり、靴という存在は非常に重要な役割を担っているということです。当院では患者様に靴指導を行っています。患者様の足部を計測し、フットプリントを用いて適切な靴及びサイズをご指導しています。また、よい靴の選び方の説明も行っています。


運動療法機器

メディカルフィットネス器具 ベクトラオンライン

全身の筋力の向上と安定性を高め、各スポーツに要求される筋肉の強化等に効果のあるウェイトトレーニングマシンです。

画像:ベクトラオンライン写真


エアロバイク

全身の持久力の維持・向上を目的とし、心肺機能を高めます。
膝に負担をかけずに足腰を鍛える運動が行なえます。

画像:エアロバイク写真


物理療法機器

自動間欠牽引装置 スーパートラック

(腰椎牽引・頚椎牽引)

効果: 関節の拡大
筋弛緩
周囲軟部組織の伸長
脊柱柔軟性の改善

画像:スーパートラック写真


干渉波治療器 スーパーカイネ

不快感なく、電気エネルギーを身体に与えることができ、治療部位に十分な刺激を加えることができます。

効果: 筋萎縮の改善
血流改善
痙性抑制
疼痛軽減

画像:スーパーカイネ写真


低周波治療器 マックスカイネ

従来の低周波治療器より皮膚表面の痛みや不快感が少なく、深部まで大量のエネルギーを供給できます。

効果: 血流改善
疼痛軽減

画像:マックスカイネ写真


キセノン

キセノン光は、生体深達性に優れるとされる波長帯域に近接する唯一の光源です。
干渉波治療・温熱治療・光線治療の3種類の治療形態をこの1台に集約されています。

効果: 鎮痛効果
血行改善効果
筋緊張抑制効果

画像:キセノン写真


半導体レーザー治療器 ソフトレーザリー

筋・関節の慢性非感染炎症に対して、深部までレーザー光が浸透し、即時的に疼痛を緩和します。

効果: 疼痛の緩和
痙性筋の筋緊張低下

画像:ソフトレーザリー写真


超音波治療器 フィアクション

周波数を使い分けることで、深層・表層の治療を行なえます。

効果: 深部加熱効果
疼痛抑制効果
筋・腱伸張性の増大効果

画像:フィアクション写真


コンビネーション刺激装置 EU-940

電気刺激と超音波との併用が可能な複合治療器です。
中でも瞬間的に高電圧の刺激を負荷するHI-VOLTAGEは急性期治療に効果的で、超音波と同時に電気刺激を送ることで相乗効果が生まれ、高い鎮痛効果を期待できます。

画像:コンビネーション刺激装置写真


温浴療法用装置 バイサタイザー

温水による温熱刺激と噴流によるマッサージを行ないます。

効果: 疼痛の軽減
浮腫や腫張の軽減
筋緊張の軽減
拘縮の軽減

画像:バイサタイザー写真


ウォーターベッド アクアタイザー

脊椎を中心に筋肉、腱、靭帯などの凝りを水の噴流刺激によってほぐします。

効果: マッサージ効果

画像:アクアタイザー写真


リハビリ室

画像:リハビリ室全体全体写真

画像:トレーニングスペーストレーニングスペース


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