下肢には、大きく分けて「股関節」「膝関節」「足関節」の3つの関節があります。これら下肢の関節に共通することは、常に荷重(体重)がかかっているため、少しでも痛みが生じると歩行が困難になりやすく日常生活に大きな支障を来してしまうことです。だからこそ、下肢の傷害においては一日も早い症状の改善と再発予防のための治療が必要になります。

 下肢の傷害には、捻挫や骨折といった原因のはっきりしたものと、変形性関節症やスポーツ障害など、症状が慢性化しており一見原因のはっきりしないものがあります。
 当院では、疾患の状態や原因によってリハビリテーションの内容を決定して、『運動療法』や『物理療法』併用して早期の症状の改善や再発予防を目指しています。捻挫や骨折の場合は、「怪我をする前の状態に戻す」ための方法、慢性的な症状の場合は、「根本的な身体機能の改善をする」ための方法、というように怪我の原因によって最終的な目標が変わります。

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 下肢のリハビリテーションの主軸となる『運動療法』には、身体を支えるための力をつける「筋力強化訓練」、身体の柔軟性を高める「ストレッチ」や「関節可動域訓練」など、また「バランス(平衡感覚)能力」など怪我により低下した機能を回復させるリハビリテーションなどがあります。

リハビリ

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 とくに下肢のリハビリテーションにおいては、柔軟性、可動域、バランス(平衡感覚)、筋力、アライメント(姿勢)、動作、体重、靴など多くの要因が疾患に影響を与えるため、これらの機能的に低下している問題点を改善していくことが非常に重要です。

 人が生活していくうえで、大きな支障をきたすことになる下肢傷害。だからこそ、安全で確実な治療が必要だと考えています。当院では、様々な条件を考慮し、一人ひとりに適切な運動のプログラムを作成、指導していきますので、ご安心ください。