リウマチ
岡崎にあります「はまな整形外科クリニック」の関節リウマチにおける基本となる治療方法についてご案内します。
関節リウマチの治療の中心は薬物療法になります。内服薬・注射薬などにはさまざまな種類があります。
関節リウマチ治療のスタンダートは、第一選択薬にメトトレキサート製剤が選択されています。2011年前までは最大投与量は8㎎でしたが、現在16㎎まで使用できるようになり、メトトレキサート製剤のみでも関節リウマチのコントロールが可能になってきました。さらに、そのほかの抗リウマチ薬との併用で、メトトレキサート製剤のみでコントロール不十分だった方も十分にコントロールできるようになりました。
個々の症状に合わせて、メトトレキサート製剤の量が変わり、他の抗リウマチ薬を使用するしないも個々の症状に合わせて決まります。要は、関節リウマチの治療はテーラーメード治療が大切なのです。
治療薬の種類、薬の使い方のバリエーションも増えました。患者さんに合った治療薬を処方してもらい関節リウマチのコントロールをしましょう。
局所的に関節に水が溜まった(滑膜炎)場合・・・
薬物療法のみでは関節局所の疼痛が軽減されない場合・・・に行います。
【炎症をおこし腫れている膝関節】
関節が炎症を起こし腫れてしまった場合、炎症を抑える効果のある、ステロイド薬を増量すれば、ある程度改善されるかもしれません。しかし、ステロイド薬の増量は簡単ですが、減量には時間がかかります。症状によってステロイド薬はとても有効な薬ですが、どんどん増やしていくのは、副作用のことなどを考えるといかがなものかと思います。そこで力を発揮してくれるのが関節局所注射です。関節局所注射は関節内の炎症を素早く抑えてくれます。
関節局所注射を併用することで、抗リウマチ薬やステロイド薬を増量しなくても、関節リウマチ治療の効果を高め、関節リウマチのコントロールが可能になります。
【関節局所注射の種類】
次に、ここでは触れなかった薬物治療の一つである生物学的製剤についてご説明します。